憧れの親子。

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随分前の話ですけれど。

とある病院でのこと。

そこで出会った親子の姿がどうしても忘れられません。

私が「理想に思う親子！！」と遭遇したんです♡

娘さんのお年は、私と同じころ合いでしょうか。

母上も、やはり私の母と同じくらいに見えました。

違うのは、その母上の背中は９０度には曲がっていませんでした。→うちの母は曲がっています。

母娘揃って、上品そうな雰囲気のお二人でした。

娘さんがね、自分のお財布の中身を見てお金がなかったのでしょうね。（小さいのが）

「お母さん、１０００円貸してください。後から返しますから」

母上

「いいわよ。」と母上が自分の財布からお金を出して渡された。

…たったそれだけの事なのですが

とてもクールに、そつなくその時は流れていました。

親子ゆえのべったり感もありません。

誤解があったら困るんだけど、この地ではとても珍しい言葉遣いでした。


「　」の中、そのまんまです。

「１０００円、貸して～」ではありません。→私

貸して下さい、と語尾は短くでした。

義のつくお母さんなのかもしれません。

でも、私には実の親子に映りました。たぶん、そうだと思う！

それから随分と経ちましたが、その親子さんの姿が忘れられません。

私もああいう親子になりたかった。

これは娘との関係にも言えることです。

しかし、残念なことに我が家の関係はグダグダです・・・・

すぐ、巻き込まれていきます。

そして、言葉遣いとはなんと大切なことだと思いました。

母にも私にも

上品さのかけらもありません。

今年６０歳になりますけど、私ってペラぺラだわ。

年を取れば誰でも大人になると思っていました。

違いましたね。

今回のコロナで、一人で行動できるようになりました。

常にだれかと一緒と言うわけにはいかなくなりましたね。

自立しながらも支え合う姿が、あの親子さんから見られました。

行きずりの人ですけれど、心に残る一コマなのです。

私にはとても憧れのお二人でした。

適度な距離間がとても素敵に見えましたのです。

自分がなりたい人に、少しでも近づけるよう日々精進精進です＾＾

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