母のお椀。

暮らしのコト
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小豆日記にご訪問頂きありがとうございます。

実母と

何十年ぶりかに同居を始めました。


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今日も暑かったですね。

皆様、体調はいかがでしょうか?

私の手は日に日に黒く日焼けていっています。

100均のプラスチック食器を好む母

母が一人暮らしをしていた時から

陶器や磁器の普通の食器が

持てなくなってしまい

ヘルパーさんに100均の食器を買ってもらっていました。

自宅を片付ける時、それらは捨ててしまったのですが

我が家に来ても

母は

家にある食器は「重くて嫌だ」と言っていました。

今の私でさえ

着るモノは、軽いモノを選ぶようになりましたからねぇ

母に、うちの食器は無理なのでしょう。

うちにはプラスチック製のモノは

ピクニック用のコップがあるだけなんです。


母はそのカラフルな色のコップを

1日にいくつも使って行きます。

「お母さん、コップは洗って使ってね。たくさん出さないでね」と言ってしまいました。

母のための漆器のお椀

実家を片付ける時

親戚の方が手伝ってくださいました。

その時

図々しくも

「蔵にあるお椀、要らなかったら下さい」とお願いしていました。

母が重い食器は使えないから

漆器を使わせたいことを伝えました。

随分捨ててしまったそうですが

母の分を少し用意してくださいました。

昔はお祭りで

お膳を家で用意したものです。

私の子供の頃の、良き思い出です。

伯母が亡くなって随分経ちますが

形見分けだと思って頂きました。

おわりに

母を連れてこれば

私はもう、地元に帰ることもなくなります。

今は寂しいというより

あの距離を移動しないで済むという気持ちの方が上回ります。

ふるさと

故郷

そこには、私の家族はいなくなりましたが

還暦を過ぎれば

それも当たり前のことなのだ。

誰にでもあることなのだ。

そう思うようにしようと考える今日この頃です。



それでは、またね。

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